【プランター菜園】ラディッシュ育たない原因は?本葉や芽が出ない時の対処法についても紹介!

ラディッシュは成長が早く、種をまいてから短期間で収穫できるので、家庭菜園でも育てやすい野菜です。

収穫まで何ヶ月も待つ必要がなく、20日~1ヶ月ほどで食べられるので、お子さんとも一緒に育てやすい野菜です。

しかし、いざ収穫と思って抜いてみたら、根が丸く育っていない、といったこともあります。

ラディッシュが上手く育たない主な原因は、間引き不足と土寄せの不足、日当たり不良、水の過不足などです。

他にも気温が高すぎたり、虫に食われすぎてしまったりといった原因も考えられます。

原因がはっきりしているので、それらをクリアすれば簡単に育てられる野菜ともいえます。

今回の記事では、

  • 【プランター菜園】ラディッシュ育たない原因は?
  • 【プランター菜園】ラディッシュの本葉や芽が出ない時の対処法

について紹介します。

【プランター菜園】ラディッシュについての記事はこちら↓

【プランター菜園】ラディッシュ育たない原因は?

ラディッシュが上手く育たない原因はいくつかあるので、まずはそれらを一つ一つクリアにしていきます。

間引きが不十分

ラディッシュ栽培で最も重要といえるのが「間引き」です。

ラディッシュの種は比較的細かいので、プランターにすじまきしますが、一斉にたくさんの芽が出ます。

本葉が1枚から2枚出た頃に間引きをして株の間隔を3~4cm空けるようにしますが、ここで間引きをしないでおくと株が混み合ってしまい生育不良に繋がります。

ラディッシュは丸く育った根の部分を食べるので、間引きをしないとそもそも根が育つことが出来なくなってしまいます。

そのため、適切なタイミングでの間引きが必要になります。

間引きは2回行い、最終的には株間を5~6cm取ることで、根が丸く育ちます。

土寄せをしていない

ラディッシュがうまく成長しない場合は、土寄せをしていないことが考えられます。

間引きをすると、まだ発芽して間もない幼い苗はひょろひょろとしていて倒れやすい状態です。

倒れやすくなると茎がいびつに徒長し、根に送り込むはずの栄養分が使われることで根が成長しないことも考えられます。

種をたくさんまいて密になった状態で支え合っていた形から独り立ちさせるように、株元に軽く土を寄せて支えるように押さえれば土寄せはOKです。

日当たり不良

植物は光合成で栄養素を作りだし蓄える性質がありますが、ラディッシュは主に根の部分を食べる野菜なので、日当たりはとても重要です。

プランターを日陰に置いている、室内の日の当たらないところに置いている、間引きをしていない等の原因を取り除けば解決します。

水不足や水のやりすぎ

プランターでは土が乾きやすく、水不足になりがちです。

また、水はけが悪いと根腐れを起こしやすいので、水を与える量を適切にするのも重要です。

地植えであれば基本的には雨任せでも構いませんが、プランターの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えれば問題ありません。

ラディッシュがうまく育たない原因を改善すれば順調に育つので、約1ヶ月という短期間で収穫の喜びを味わえます。

【プランター菜園】ラディッシュの本葉や芽が出ない時の対処法

ラディッシュを普通に育てていれば、芽が出なかったりと本葉が出なかったりといった栽培トラブルは起こりにくいといえます。

それでも芽が出ない、本葉が出ない原因には以下のことが考えられます。

種が古くなっている

ラディッシュの芽が出ない原因として、種が古くなっていることが考えられます。

市販の種には「有効期限」「発芽率」が表示されていることが多く、例えば「発芽率検査月より1年・発芽率75%以上」といったように記載されています。

有効期限内であれば表示されている発芽率が期待できますが、それを過ぎると発芽する保証は出来ないということです。

もちろん、期限を過ぎても全く芽が出ないことでもなく、問題なく育てられる可能性も十分あります。

発芽率は経年で落ちるということを念頭に置いて、たとえ以前買っておいた種が余っていたとしても新しい種を購入してまいた方がしっかりと芽が出揃うのは間違いありません。

気温が栽培に適していない

ラディッシュは二十日大根とも呼ばれるほど成長が早く、実際は二十日というわけにはいかないまでも種まきから1ヶ月程度で収穫できます。

そのため、お子さんと一緒に栽培観察する方も多いのではないでしょうか。

夏休みの自由研究に取り入れやすいタイプの野菜ですが、真夏で連日30℃を超えるような気温では育ちが悪くなります。

ラディッシュの生育に最も適した温度帯は17~20℃ですが、15~30℃近くでも育てることは可能です。

比較的冷涼な地域では真夏でも育てやすいですが、連日30℃を超えるようならうまく育たないこともあり得ます。

もちろん、真冬の気温下でも栽培に向きませんので、人間にとっても過ごしやすい春や秋の栽培が最適です。

虫に食われている

私自身もラディッシュを育てて、栽培記録をつけたことがあります。

双葉が立派に育ち、本葉が出る頃になっても一向に育たなかったと思ったら、本葉が出たそばから青虫に食べられていたという経験があります。

短い生育期間であってもアブラナ科の野菜なので、モンシロチョウがすかさずやってきて卵を産み、青虫の被害に遭うことも十分考えられます。

発芽したら防虫ネット等で覆ったり、近くに春菊やニンジンなどの種をまいておいたりする等の対策法もあるので、心配なら虫対策もおすすめです。

まとめ

【プランター菜園】ラディッシュ育たない原因は?本葉や芽が出ない時の対処法についても紹介してきました。

間引きや土寄せをしなかった、日当たりと水やりの不良などで育ち方が悪くなることがありますが、それらは簡単に改善できます。

その他にも、芽が出ない、本葉が出ないといったトラブルが起きることもあります。

発芽不良の最も大きな原因は、種が古い、気温が高すぎるまたは低すぎることが考えられるので、古い種を使い回さず新しい種をまくことと、真夏や真冬を避ければ解決できます。

また、本葉が出たと思ったらすかさず虫に食べられることも十分考えられるので、必要に応じて害虫対策も考えておくとより安心です。

コツさえ押さえればプランターでも容易く栽培できるので、気軽に栽培を楽しんでくださいね。