【プランター菜園】そら豆の水やり方法は?頻度や時間帯も紹介!

初夏になると、新鮮なそら豆が旬を迎えて店頭に並びます。

そら豆は鮮度が落ちるのがとても早く、旬は3日と言われるくらいなので、家庭菜園で栽培すると採れたての新鮮な状態を楽しむことができます。

そら豆はプランター栽培にも向いていて、それほど手間もかかりません。

種をまく時期は秋なので、冬を越すにあたって水やりのコツは必要ですが、上手に育てると春に美しい花を咲かせ、初夏に旬真っ盛りのそら豆を味わうことができます。

そら豆は葉に厚みがあり、莢もみずみずしいので水を必要とするイメージがありますが、意外にも多湿に弱く乾燥気味で育てる植物です。

重要なのは発芽まで水を切らさないことと、冬の間の水やりをし過ぎないこと、花が咲いたら水やり頻度を増やすことです。

今回の記事では、

  • 【プランター菜園】そら豆の水やり方法は?
  • 【プランター菜園】そら豆の水やり頻度や時間帯は?

について紹介します。

【プランター菜園】そら豆についての記事はこちら↓

【プランター菜園】そら豆の水やり方法は?

そら豆は寒冷地を除き、秋まきをして春に開花、初夏に収穫をする栽培サイクルです。

10月の中旬~11月頃が種まき時期で、プランターに直まきしてもポットで育苗しても育てられますが、ポットに種をまいて育苗した方が確実です。

そら豆の種は大きく(私たちが食べる豆=種なので)、ある程度間隔を空けてまくことになりますが、発芽率はあまり良くありません。

発芽がうまくいかなかった場合には初めからやり直しになってしまう恐れがあります。

種が大きい分カラスなどの鳥に食べられるリスクもあるため、育苗ポットへの種まきをおすすめします。

枝豆や落花生も同様ですが、カラスが種まきの様子を見ていて、すかさず取っていってしまうといったこともあります。

そのため、種まきポットの予備をいくつか作っておくことでバックアップにもなり安心です。

種をまいたら水をたっぷりとかけ、発芽するまでの間は土の表面が乾いたらたっぷり潅水し、水を切らさないようにしますが、湿り過ぎると種が腐りやすいため加減が必要です。

鳥よけも兼ねて、発芽するまでの間は不織布マルチをかけておくとより安心です。

ポットからプランターに苗を植え付けるタイミングは、11月中旬から下旬にかけて、本葉が2枚から3枚出た頃が最適です。

プランターに植える際は、ポットの直径と同じ位の植え穴を掘り、根鉢を崩さないようにやさしく植えます。

株元に軽く土を寄せて安定させ、じょうろでたっぷりと、プランターの下から流れ出すまで水をやります。

そら豆の苗が根付くまでは土の乾燥に十分注意しますが、根付いた後は水をやり過ぎないよう注意が必要です。

そら豆は根から酸素を多く取り込む性質があり、土の中に水分が多すぎると酸素をうまく取り込めずに根腐れを起こしやすくなります。

地植えの場合は降雨などもあり乾き過ぎることは滅多にありませんが、プランターでは土が乾きやすくなるため、土の表面が乾いたらたっぷり与えるようにします。

土が湿っているのに水をどんどん与えてしまうことで弊害が起こるので、乾き過ぎない程度の「やや乾燥」気味に育てます。

大前提として、そら豆を植えるプランターの水はけを良くしておきましょう。

【プランター菜園】そら豆の水やり頻度や時間帯は?

そら豆の水やりは「乾いてから」「朝から昼のうちに」がポイントです。

そら豆は基本的に冷涼~温暖な気候を好み、日本の夏の高温多湿を苦手とするので、秋に種をまいて翌年の初夏に収穫する流れです。

本葉が4~5枚程度の幼苗状態のそら豆は耐寒性が強く、マイナス10℃くらいまでは耐えられます。

中間地~暖地であればそれほど問題なく冬を越すことが可能です。

大きく成長してから寒さに当てると枯れることがあるため、種まき時期には注意が必要です。

冬に降雪のある寒冷地では、3月から4月の春まきをして夏から初秋にかけて収穫することもありますが、水やりについてはやり過ぎず、やや乾燥気味に育てる点については同じです。

寒冷地で秋まきをする場合は、他の地域同様に苗の状態で冬越しをすることと、耐寒性のある品種を選ぶことが大切です。

そら豆は小さな苗の状態で冬を越すことになるため、冬季の水やりについてもいくつかポイントがあります。

外気温が低い状態で土が湿り過ぎていると、特に寒い日には水分が凍結して根に悪影響を与えることがあります。

また、夕方に水やりをすると夜の間に気温、地温が下がって凍結や霜柱で根を傷める原因になります。

基本的に、プランター栽培のそら豆に水やりをする頻度は、「土の表面が乾いたらたっぷり」ですが、冬季は特に雪や霜の予報がある時は水やりを控えめにします。

水やりの時間帯は気温が下がっていく夕方を避けて、朝や昼間の暖かい時間帯が適しています。

4月頃になると開花が始まりますが、花が咲き出すとそら豆は多くの水分を必要とします。

開花時期からの水分不足は、莢の付き方や成長に大きく関わってきます。

11月に定植し、冬を越して株の成長がいちじるしくなってくるまではやや乾燥気味に育てますが、蕾や花が付き始めたら逆に水を切らさないようにします。

もちろん、天候や降雨の状況も見ながら、土が乾くことなく潤っている状態を保つことが大切です。

いずれにしてもやり過ぎは根腐れの原因となるので「乾いたらたっぷり」を基本に、こまめに土の様子をチェックするのがベストです。

まとめ

【プランター菜園】そら豆の水やり方法は?頻度や時間帯も紹介してきました。

意外にもそら豆は多湿に弱く、水をやり過ぎることで根腐れを起こすことがあるので、やや乾燥気味に育てることが大切です。

そら豆は秋に種をまき、苗の状態で冬を越します。

種をまいて芽が出るまでと、プランターに定植して根付くまでは水を切らさないように与えますが、その後は土が乾いてから十分に水やりする程度でOKです。

水やりの時間帯は基本的に朝~昼で、気温の下がり始める夕方は避けます。

花が咲いたら水を多く必要とする時期に入るので、降雨の状況も見ながら十分に水をやります。

そら豆が成長ステージによって必要な水の量が異なりますが、基本は「乾いていたら十分に」でOKです。