【ミニトマトプランター】支柱の選び方は?立て方についても紹介!

家庭菜園でミニトマトを栽培していると、初夏になる頃には成長スピードの速さに驚きます。

トマトの茎は太くてしっかりしているように見えて、意外に折れやすいので支柱を立てて支えることが必要になります。

特にトマトが盛んに実を付ける時期は、台風や暴風雨が起こりやすいシーズンなので、風で倒れると果実にも大きなダメージが出てしまいます。

支柱はホームセンターや園芸専門店、最近では100円ショップでも手軽に入手できますが、どれを選んで良いのか迷いがちです。

支柱を用意したけれど、初心者だとどうやって立てていいのかわかりづらいなんて事もありますよね!

【ミニトマトプランター】支柱の選び方について紹介していきます。

今回の記事では、

  • 【ミニトマトプランター】支柱の選び方は?
  • 【ミニトマトプランター】支柱の立て方について!

について紹介します。

ミニトマトプランター栽培についてはこちら↓

【ミニトマトプランター】支柱の選び方は?

ミニトマトをプランターで育てる際の支柱選びについて紹介していきます。

まず支柱選びには「長さ」が重要です。

ミニトマトはプランター栽培であっても、少なくとも150cm程度の高さまで伸びるので、支柱が短いと寸足らずになります。

支柱の最上部を超えてトマトが育つと、果実の重みで枝が垂れ下がり、支柱が不安定になる恐れがあります。

支柱がぐらつくと、あっというまに株が倒れたり、茎が折れたりします。

少なくとも150cm程度は地上に出す必要がありますが、土に挿す深さ(最低20cm程度)を考慮すると、支柱の長さは180cm程度必要です。

プランターだからといって浅く挿した状態だと、風や果実の重みで倒れやすくなるので、しっかり挿す必要があります。

100均の支柱はコストが低い分、長さが足りないことがあるので購入の際は要注意です。

ホームセンターや園芸店、通販サイトではジョイントタイプ支柱の取り扱いがあるので、必要な長さに組み合わせても使えて便利です。

園芸用や家庭菜園用の支柱には様々なタイプがあります。

支柱といってすぐに思い浮かぶのは、グリーンのプラスチック状でイボ状の突起が付いたものではないでしょうか。

これは鋼管などの金属を芯として樹脂をコーティングした「イボ竹」と一般的に呼ばれているもので、最もよく目にします。

イボ(突起)が付いていることで、ひも等で結ぶ際に滑りにくく、固定しやすくなります。

直立型にも合掌型にも自由自在に使えるストレートな支柱なので、最も使い勝手が良いといえます。

次に、よく100円ショップなどで支柱と輪っかがセットになって販売されている「行灯タイプ」です。

朝顔を仕立てるようなイメージで、プランターというより鉢植えに向いています。

1つの鉢にミニトマトの苗を1株植えて、囲むように支柱を挿し、伸びてきたらぐるぐると茎を絡ませていくので、まとまりが良く非常に見栄えします。

プランターでは少々難しいので、鉢植えでミニトマトを育てる場合におすすめです。

少しユニークなものでは、トマト用支柱といわれるらせん状のタイプです。

ゆるやかなカーブを描いたらせんの中に茎を通すように誘引するので、紐なしで固定しやすいのが特徴です。

ミニトマトの主枝を誘引するので、わき芽が発生した際に目視でわかりやすいというメリットもありますが、1本あたり200円前後と少々割高になってしまいます。

どんな風に仕立てたいかで、選ぶ支柱は変わってきます。

シンプルに1枝仕立て、またはわき芽を1本伸ばして2枝で育てる場合は、シンプルで比較的安価なイボ竹がおすすめです。

まっすぐ直立させるなら支柱1本でも育てられますし、2枝仕立てなら合掌型に組むことも出来るので自由度は高いです。

プランターではなく鉢で作るなら行灯タイプ、そして最近注目されているらせんタイプも紐で誘引する必要がなく手間要らず、といったように支柱の種類ごとに色々な特徴があります。

【ミニトマトプランター】支柱の立て方について!

次に、支柱の立て方と立てるタイミングについて解説します。

市販されているミニトマトの苗は一見しっかりしているので、植え付けた時に支柱なしでも良いのでは?と思いがちですが、支柱は植え付け時に一緒に立てるのがベストです。

プランターにミニトマトを植えたら、根元から10cmほど離して支柱を挿します。

その時に挿し方が浅いと倒れやすくなるので、少なくとも20cmは地中に埋めます。

トマトの成長は早い上に、株の最上部に成長点があるので、支柱がないとあっという間に上部が伸びて株自体が傾いてしまいます。

苗だけ買って支柱をまだ用意していない場合は、割り箸などで仮の支柱を立てて、支柱が用意でき次第本誘引をすれば大丈夫です。

支柱は土に挿しやすいように先端が軽く尖っていることが多いですが、入りにくい場合は石や金槌などで叩いて押し込みます。

支柱を挿したら、麻ひもやビニールひも等で主枝となる茎と支柱をゆるく結びます。

トマトの茎は水分が多く柔らかいのできつく結ばず、可能なら水やりをする前に支柱立てと誘引をするのがベストです。

支柱1本で直立に仕立てる場合は、主枝が伸びてきたら随時ひもで結び、固定しながら真っ直ぐに仕立てていきます。

1本だと不安定と感じる場合には、2本の支柱を挿して上部をしっかりと固定し、合掌型にします。

プランターに苗を2株植えてそれぞれに合掌型に組み、固定した部分に支柱を一本渡してさらにしっかりと留めます。

支柱を固定するクリップが市販されているので、ひもで結ぶだけでは心配な場合は活用してみてくださいね。

行灯仕立ての場合は苗を囲むように3本の支柱と輪っかを組み合わせて、茎が伸びたらぐるぐると絡めていきます。

らせん状のトマト支柱は株元から10cmのところに挿し、ミニトマトが成長するにつれて伸びてきた茎をらせんの内側に絡めるだけです。

まとめ

【ミニトマトプランター】支柱の選び方は?立て方についても紹介してきました。

ミニトマトは生育が旺盛で、果実が鈴なりになると株が重くなり倒れやすくなるので、ミニトマトをプランター栽培する際にも、支柱での誘引は必要です。

支柱にはシンプルな「イボ竹」、100均でも見かける「行灯セット」、そしてトマト用のらせん支柱があり、それぞれミニトマトの成長に合わせて誘引する必要があります。

支柱立ては最初に苗を植え付ける時に行いますが、成長に応じて仕立て方を変えることも可能です。

主枝を2本にする場合は支柱をもう1本立てて、必要に応じて合掌型にするとより安定します。

鉢で育てる場合は行灯タイプも見映えしますし、らせん状のトマト支柱もユニークです。

水分が多く柔らかいトマトの茎を守るように、しっかりと固定することで株が倒れたり茎が折れたりするリスクを軽減できるので、トマトの支柱立ては非常に重要な作業です。