【プランター菜園】台風ボックスとは?使い方についても紹介!

台風が接近してくると、庭やベランダのプランターが心配になりますよね。

プランターが倒れるとベランダを土や落ち葉で汚してしまう他に、隣の家にゴミが飛んだり、最悪の場合はプランターが飛んで行って損害を与えてしまうおそれも十分あります。

プランターを室内にしまう事が難しい場合は、台風ボックスを活用することで被害を抑えられます。

ボックス内にプランターや植木鉢を入れておけば、ボックス自体がかなりの重さになるため飛ばされにくくなります。

台風ボックスは市販のものを利用したり、DIY好きの方なら自作したりするのもおすすめです。

台風が来ると分かったらボックスを活用して、被害を最小限に抑える準備をしましょう。

今回の記事では、

  • 【プランター菜園】台風ボックスとは?
  • 【プランター菜園】台風ボックスの使い方は?

について紹介します。

【プランター菜園】台風対策についての記事はこちら↓

【プランター菜園】台風ボックスとは?

台風ボックスとは、一般的に「台風ボックス」という名称で広く販売されているというよりは、台風が接近、直撃した時のために備えとしておく箱のことです。

停電や断水が起きた時、在宅のまま避難状態になった時などに備えてミネラルウォーターや防災グッズ、非常食などを保管しておくことをイメージしますよね。

ここでは家庭菜園ガーデナー向けに、プランターや植木鉢などを入れる箱として紹介します。

プランターの台風対策として、大きめの箱にプランターや植木鉢などをまとめて入れておくと、重さで安定する他にも箱が囲いの役割を果たしてくれます。

箱の高さで囲われていると株へのダメージも少しは軽減できますし、重さがあるので飛ばされにくくなります。

台風ボックスにはどのような材質の箱が向いているのでしょうか。

ホームセンターで販売されているプラスチックの箱や、大型の収納ボックスなどがおすすめですが、折り畳みが出来るコンテナがあれば、使わない時には畳んで収納出来るので便利です。

あまり出回ってはいませんが、ワインの木箱があればそれ自体に重さもあり、見た目にもおしゃれなのでガーデニングアイテムとして普段使いするのも良いですよね。

普段からDIYが好きな方なら、自作するのもおすすめです。

手持ちのプランターや鉢の大きさに合わせて作れるので、いざという時入りきらない!ということにもならないですよね。

一方、おすすめしないのが段ボール箱です。

入手も簡単で手軽に使えそうな段ボールですが、材質はあくまでも「紙」なので、雨に濡れると劣化してすぐにふやけてボロボロになってしまいます。

雨が長く続くと段ボールが腐りやすくなり不衛生で、後始末も大変になるため、台風ボックスとしてはプラスチック製や木箱がおすすめです。

【プランター菜園】台風ボックスの使い方は?

台風ボックスの使い方は、シンプルに箱の中にプランターや植木鉢を納めるだけです。

とはいえ、育てている野菜がどの程度まで成長しているかによっても工夫は必要です。

比較的草丈の低い野菜の場合

例えば小松菜などの葉物野菜、パセリなどハーブ類、いちごの苗などはそのままボックスに入るだけ入れます。

特に育苗中のポット苗などは重さのある鉢と一緒にしておくことで飛ばされにくくなります。

フタがあると雨よけにもなりますが、中が蒸れやすくなるので、心配ならビニールや不織布で覆いをしておくと良いでしょう。

その際は風で飛ばないように、レンガやブロック等でしっかりと重しをします。

支柱を使用している場合

トマトやナス、キュウリなど支柱を使用している野菜は、支柱から根こそぎ倒れるおそれがあります。

まずは支柱がプランターの底までしっかりとささっているかを確かめた上で、必要に応じて支柱を補強します。

紐を二重にして固定し、太い茎と支柱を数ヶ所追加で固定します。

不安な場合は支柱を追加するのも効果的です。

ここで重要なのは、果実ができていたら必ず収穫しておくことです。

熟し切っていない果実があると勿体ないですが、そのままにしておくと風で落ちてしまうことが多いです。

自宅ベランダに落ちるだけなら良いのですが、例えばトマトの実が飛ばされると近隣のベランダを汚すことも考えられますし、キュウリなど硬さのある果実が飛ばされたら非常に危ないです。

枯れた葉や弱った葉があった場合も、思い切って少し強めの剪定をすると落葉も減らせます。

強めに剪定した場合は、秋に向けての切り戻しと思って後で追肥をしておきます。

支柱の補強と収穫、剪定が終わったらボックスに入れて台風の接近に備えます。

風雨よけとしてビニールや不織布を掛ける方法もありますが、しっかり固定しておかないと風で飛ばされ逆効果になるので、風が特に強い時には避けた方が安全です。

台風は時が過ぎれば必ず去っていくので、上記の方法で持ちこたえられるようにします。

台風の通過した後

台風が通過した後は、ベランダの後始末です。

台風ボックスで対策をしたとはいえ、多かれ少なかれ落ちた葉やこぼれた土で汚れています。

その際に、まずはベランダの排水溝に枯れ葉などのゴミが詰まっていないかをチェックし、ゴミがある場合は取り除きます。

ベランダを掃除したらプランターと鉢をボックスから出して元通りに並べますが、支柱のある背の高い野菜は樹形が乱れていれば整えて、追肥をしておきます。

台風の被害を受けやすい地域では、何度も台風が来てしまうこともありますが、台風ボックスを活用してダメージを少なく抑えたいものですよね。

まとめ

【プランター菜園】台風ボックスとは?使い方についても紹介しました。

家庭菜園ガーデナーにとって、台風対策はとても重要です。

室内にプランターや植木鉢を避難させられない際におすすめなのが「台風ボックス」です。

台風専用のボックスということではなく、市販のプラスチック箱や折り畳みコンテナ、木箱などをいいます。

複数まとめてボックスに入れることで重くなるため飛ばされ防止になりますし、囲われていることで株へのダメージも受けにくくなります。

比較的背の低い葉物野菜やハーブ、いちごなどはある程度まとめてボックスに入れて、ビニールや不織布で覆います(その際、レンガ等を置いてしっかりと固定します)。

支柱を使っている実もの野菜はあらかじめ収穫と強剪定をしておき、支柱が倒れないようにしっかりと補強します。

台風は予測が可能な上に必ず去っていくものなので、出来る限りの対策をして備えていきましょう。